2018年8月29日水曜日

授業2日目 米国職業倫理法


授業2日目は、米国の職業倫理法の授業で、主に、弁護士の法曹倫理がテーマです。

ちなみに、NYバーでは、別途行われる法曹倫理での試験に合格することが、登録要件となってい

ます。

内容としては、ABAが制定している法曹倫理規定を、判例とともに、学習していくものです。

日本が、米国の制度から学んでいるためか、論点も、日本で勉強したものと類似したものが

多かったように思います。

「被告人が死刑判決を望んでいる場合の弁護人の刑事訴訟の追行のしかた」

「離婚事件を受任していた、依頼者(例:夫)が、相手方(例:妻)を殺すといって、

 電話してきたらどうするか」などでしたが、概ね、結論も、日本のものと近いと思いました。

授業の中で、NY州では、書面は50枚までしか出せない、

民事事件でも訴訟継続中は裁判所の許可がないと弁護士を解任できない、

州によっては、州を免責する法律があるので、州を訴えられない

など、日本と比べて結構違いがあるなと思いました。



授業1日目 会社法


今週になって、授業が開始されました。

月曜日は、会社法の授業。

NYバーの試験科目であるとの、IBELの必修でもあるのか、

学生は教室に150人くらいいました。

授業のやり方は、日本のロースクールと同じで、ケースブックで判例をいくつか読んできて、

ソクラテスメソッドで、教員が学生に色々と聞いていく方法でした。

思えば、日本のロースクールが、米国のロースクールの授業をまねて

ローの授業を行っていたので、同じといえば同じですが、

こちらは、生徒がどんどんと手を上げて発表しているので、積極性は違うように思います。

また、世界各国の法曹があつまっているか、日本の法曹では質問しないような着眼点の

質問があったりと面白いです。

会社法といっても、米国には統一的な法律はなく、50州がそれぞれ独自の会社法を

もっているので、どのように会社法を勉強するのかと思っていましたが、

授業では、アイダホ州の最高裁、ノースカロライナの最高裁のケースを扱ったりと、

色々な州の判例を取り上げていく感じです。

さらに、日本法とは異なった思考をするので、すごく驚かされますし、

日本ならこんなケースで、原告に勝たせないだろうというものでも、

自分のこれまでの実務経験とは異なる判断がされていて、驚きでいっぱいです。

今日は、Agency Relationship (代理関係)のケースを勉強しましたが、

フットボールの試合で車が足りなかったので、コーチが車を借りて、その途中で、

交通事故が起こって学生が受傷したケースでしたが、車の貸主とコーチとの間には、

Agencyの関係があり、コーチは貸主のAgentだからとの理由で、賠償責任を認めてました。

このような事情で、Agentとなることが認められるとは・・・

英文契約書が長い理由が分かったような気がします。







2018年8月27日月曜日

One bite free rule


 オリエンテーションで、One bite free ruleというのを学びました。

アメリカでは、車の訴訟とともに、飼い犬が他人を嚙んで訴訟となることが多いとのこと。

その中の判例形成で、飼い犬が最初に他人を嚙んだ場合には免責するが、
 
2回目以降は、買主に賠償責任を負わせるとのこと。

判例の内容も面白いけど、「One bite free rule (ひと嚙みはフリー)」との

ネーミングが秀逸でした。

留学5日目 就職・エクスターンセミナー


   オリエンテーションの最後は、就職・エクスターンなどの内容でした。
 
 
   アメリカにきた留学生の就職活動の内容を聞いて、こんな世界もあるんだなぁと

   感じました。

   やはりアメリカは、日本と違って、会社も、就活する学生がどのような能力をもっているか
  
   を注視しており、履歴書やカバーレターとともに、自分が大学で書いたレポートを提出したり、

   どのようなdegreeを持っていて、エクスターンでの職業経験があるか、

   あと、顔をどこまで売って、コネをどこまでつくれるかが重要とのこと。

   アジア以外の学生は、こちらからすれば、ほぼネイティブと変わらないくらい英語が

   話せるのに、JDや米国学生と比べると、英語の面で、ハンデがあるので、

   LLMで就職ができるか、できないかは、微妙な感じとのこと。

   ちなみに、土地柄か、大学で人気のある先は、WTO,IMF,世界銀行などだそうです。


 
 大学のそばのウォールマートです。

日本人の交流会



  同じ大学に通う日本人学生およびその家族の交流会にいってきました。

  私は、LLMの1年コースですが、2年コースの方や、聴講生、Vistingで来ている人など、

  いろいろな人がいるんだなと思いました。

  業種も、弁護士、裁判官、金融機関、商社、学者などなど様々な方がいます。

  やはり日本人と話して、日本食を食べると安心します。

  
交流会でもちよった食事です。
       
     ばら寿司、カレー、から揚げなど、こっちでは食べられないものばかで、感動しました。



  アメリカの物価は、日本より少し高いくらいかなと思います。

  あと、ハンバーガーやビザなどで、これらもあまり美味しいとはいえないので、

  食事は美味しいとはいえません。高い割りに、美味しくないといった感じです。

  一食で、10ドルくらいといった感じでしょうか、
  
  そのため、サンドイッチをつくったり、ホットドッグをつくって学校に持っていったり

  節約していますが・・・。

  
ターキーをは挟んだ、サンドイッチ。こちらはターキーがよく売っています。


         サンドイッチと、スーパーで買ったカップラーメン(チキン味)
 

自転車通学



  DCは、地下鉄の料金が、行き先によって変わり、

  ピーク時間だと、さらに追加料金がかかります。

  シカゴやロサンゼルスは、一律料金であるとともに、値段も1.5ドルくらいなのですが、

  我が家から大学に通うには、2ドルちょっとかかり、往復では5ドルもしてします。

  一方、自転車は、登録すれば、30分は使い放題で、1年プランでも80ドルくらいのがあり、

  年間契約をして、自転車通勤を試みることにしました。

  幸いなことに、最寄りにサイクリングロードがあり、自転車でも地下鉄とあまり変わらず、

  40分くらいで着きそうです。 



家のそばのレーガン空港です。サイクリングロードの始発地点。
 

サイクリングロードの上を飛行機が通過しており、飛行機が通るときは迫力があります。

 
テムズ川にかかる橋をとおって、大学のあるDCの中心へ。
 
               
              橋の上の道です。ランニングをしている人や、サイクリングをしている人が
              多くいます。
             
 
トーマス・ジェファーソン記念堂です。

 
第二次大戦の記念碑です。
 
 
憲法庭園です。
 
 
自転車で帰りにみたワシントンモニュメントです。

 
 
大学の図書館です。午前7時から午前2時まで開館していた助かります。
 
仕事をしていたときは、なかなか勉強の時間がとれなかったので、図書館で勉強できる機会ができ
 
て嬉しく思います。
 

2018年8月25日土曜日

大学選択


       
      中国からローに留学にきている弁護士と話しましたが、
     
      中国では就職するときに、米国のどのロースクールをでているかが重要で、

      「T14」という米国のトップ14大学に入っていないと面接すら呼ばれないこともあるとか。

      T14の中でも、ランキングが大学選びでは重要で、ランキングをみて、
   
      大学を選ぶとのことでした。

      彼は、税法のコースでしたが、ここのローが全米ランク2位だから入学したとのこと。

      中国、恐ろしい。
      
      ちなみに、日本人の他の留学生は、ランキングが最優先というわけではなく、

      自分が専門にしている分野が強いとか(例:税務、通商、国際取引)、

      ロケーションがいい(ある程度、都会で行ける場所も多い)とか、

      やりたいプログラムに強い(例:国際機関でのエクスターン)などの
 
      様々な動機できているみたいです。 

 
      私も、コーネル、ノースウエスタン、UCLA,ワシントン大から

      合格をいただきましたが、都市の生活に憧れて、ここを選びました。

  

通学中に地下鉄で通過するポトマック川の風景。思ったより、水がにごっています。


            大学の図書館。螺旋階段的になっていて面白い造りです。

2018年8月24日金曜日

メジャーリーグ観戦


 ロサンゼルスで、メジャーリーグ観戦をしてきました。

 観戦したのは、前田健太のいるドジャース戦と、大谷翔平のいるエンゼルス選。

 エンジェルスは、LAから電車で30分ほど離れているため、LAっ子は概ね

 ドジャース・ファンだと思います。

 ドジャース戦のチケットを持っていれば、無料で乗れるバスにのって

 球場へ。当然、バスの中は、ドジャースファンだらけ。

 
 試合は、韓国人の柳賢振投手が先発し、アジア人も多かったです。

 柳投手が、完璧に抑える一方、打線も小刻みに点をとって、3-0で勝っていたところ、

 抑え投手が終盤に3ランを打たれて同点に。

 9回裏2アウトのサヨナラのチャンスに、なんと前田投手が代打で登場。

 ここで打ったらすごいなと思いましたが、あえなく三振でした。



ドジャーズのスタジアムの入場門。


前田投手が9回裏2アウトから打席に!

三振して帰ってくるところ

    また、エンゼルス戦(vsアスレチックス)も見てきました。
  
    前の試合、大谷はベンチだったので不安でしたが、
 
    この日は先発出場。私がみた3打席は、凡退でしたが、
    
    アメリカで日本人選手がみられ、いい思い出になりました。


大谷が打席に。








ロサンゼルス観光

     
     ロサンゼルスに行ってきました。
 
     ロサンゼルスは、米国第2の都市で、よく名前は聞きますがいったことがなかったので、
 
     この機会にと思い、経由しました。
 
     行って見て、LAは、想像以上に車社会だと思いました。
 
     他の米国の都市と比べて、車がないと、移動できなかったので、
 
     ひたすらバスに乗って移動したように思います。
 
 
 
有名なUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)です。

同大学のロースクール。


 
高級ショッピング街のロデオ・ドライブ。


                   ビバーリーヒルズの看板です。

ピンクスで、ホットドッグを食べました。
 
 
サンタモニカ・ビーチの景色。
                    


             サンタモニカ・ビーチは、ルート66の終着点。まさか、シカゴまでつながってい
             るとは。




グリフィス天文台からのハリウッドの看板です。

南カリフォルニア大学です。

 
いい雰囲気の大学でした。

ラスベガス、グランドキャニオン観光


 
    ラスベガスに行ってきました。
 
    シカゴ、ロサンゼルス、ラスベガスは、前から行ってみたいと思っていた
 
    都市だったので、今回、行くことができてよかったです。
 
    ラスベガスは、空港から出たらもわってとして暑く、荒涼として大地にポカッとできた
   
    都市です。
 
    聞いてはいましたが、ラスベガスにはところ狭しとホテルがあり、どのホテルも
 
    一階には、スロット、ポーカーなどのカジノがあり、眠らない町でした。 
     
 
 
ラスベガスの空港です。空港の待合室もカジノがありました。

ラスベガスは、世界の各都市をもしたモニュメントが多く、写真はエッフェル塔です。

ホテルの水上ショーです。15分ごとに行われていました。

大迫力です。こんなのを無料で行っているとは。

エジプトをもしたホテルです。
 
エジプトのルクソールを現したコンベンションセンターです。
 
 
    ラスベガスからグランドキャニオンの英語でのガイドツアーに参加しました。
 
    参加者は、概ねアメリカ人でしたが、約2時間半で、グランドキャニオン・
    ウエストに着き、スカイウォークにも行ってきました。


                グランドキャニオンにいく、ツアーのバスです。


     フーバーダムに立ち寄りました。ニューディール政策の一環で、造営がは  
     じまったとも。日本でいう黒部ダムみたいな難工事だったとのことですが、
     貯水量は世界有数で、日本の全部のダムの貯水量を合わせても、
     フーバーダムの方が貯水量が多いとのことです。



           グランドキャニオンの景色。左上は、スカイウォークです。